中国切手はなぜ高い?レアな切手の種類や高価買取のコツを紹介

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中国切手というと、コレクターの間では比較的高値で取引されるものが多くあります。種類も豊富ですが、中には数千万円で買い取られるという非常に価値が高く、貴重なレア切手も存在しています。一体なぜ中国切手は、高値になるのでしょうか?その理由を探っていきましょう。また、手元にある中国切手を少しでも高く買い取ってもらうためにも、高価買取のコツやレア切手の種類などを解説していきます。

中国切手はなぜ高い?

中国切手はなぜ高い?

中国切手は高額で取引されることが多いです。その理由について見ていきましょう。

数が少なく手に入りにくい

中国切手が高額である理由としては、中国の長い歴史が深く関係しています。1966年から1976年の約10年は、毛沢東が主導していた文化大革命期にあたります。この時期は切手収集が、禁止されていました。それ以前に発行された切手も大量に破棄されてしまいます。その後、切手収集が再開されましたが、以前の切手の数は激減し、収集が困難になったため希少価値が高くなったのです。

美術的な価値が高い

切手という小さなキャンバスに、モチーフが緻密に描かれたその芸術性の高さも、中国切手が高価である理由となっています。特に1980年発行の赤猿切手では、猿の顔の表情や1本1本の毛まで、忠実に再現されています。更に、金魚シリーズなどは美術的な価値が高い切手として、有名です。

投資目的になりやすい

中国切手は、投資商品としても人気があります。特に、希少価値が高いものや芸術的、文化的に高い評価を得ているものは、年月の経過と共に更に価値が高まります。国際的なオークションでも高値で落札される例もあり、投資目的で所持するという方が増えているのです。

レアな中国切手の種類

レアな中国切手の種類

中国切手の中でも特にレアで、高値がつきやすく知名度が高いものを紹介します。

赤猿切手

赤猿切手は中国十二支切手の一つとして、1980年に発行されました。中国切手の中でも、価値が高く市場にもめったに出回ることがない貴重な切手です。赤色に背景に子ザルが描かれています。子ザルの毛並み1本ずつが丁寧かつ緻密に描かれ、猿の顔の表情がかわいらしく金粉がまぶされているのが特徴です。

オオパンダ切手

中国を代表する動物であるパンダが水墨で緻密に描かれた切手です。パンダが寝転んだり、ササを食べたりと色々な様子のパンダが描かれています。中国の画家、呉作仁が原画を手がけており、第一次は1963年、第二次は1973年に発行されました。

梅蘭芳舞台芸術切手

中国の古典演劇「戯曲京劇」の俳優である、梅蘭芳(ばいらんほう)を描いた、1962年発行の切手です。梅蘭芳は京劇の中でも、類まれなる女形の俳優として後世にまで語り継がれている逸材です。額面は7種類あり、肖像画や舞台上で舞う梅蘭芳の姿が、忠実に描かれています。

毛沢東切手シリーズ

世界的に有名な中華人民共和国を建国した人物、毛沢東をモデルとして作られた切手シリーズです。毛沢東とは、中国共産党を創立した人物で近代中国の基礎を作り上げた人物です。毛沢東の切手シリーズにはいくつかの種類があります。中でも「毛沢東の最新指示切手」は、かなり希少価値が高く高値で取引されます。更に、毛沢東の長寿を祝って発行された、「毛沢東の長寿をたたえる切手」や「毛沢東の長寿を祝う語録切手」も有名です。また、詩人としても活動していたことから「毛主席詩詞」なども発行されています。

全国の山河は赤一色切手

毛沢東氏のもとで、中国が共産党一色に染められていく様子を表現した切手です。1968年に発行されました。しかし、中国全土が赤色に描かれる予定が台湾だけは赤色で塗ってなく、中国の領土にならないことを明示していると批判され、発行からわずか半日で回収となった珍しい切手です。2種類の図案がありますが、流通量がかなり少なく希少価値は高いとされています。

中華人民共和国成立15周年切手

1949年に中華人民共和国が建国され、1964年に建国15年を迎えたのを記念して発行された切手です。中国国旗や天安門、中国共産党をたたえる図柄となっています。発行枚数は約4万枚とかなり少なく、保存状態のよいものは特に希少価値が高いと言われています。

中国切手を高く買取してもらうコツ

中国切手を高く買取してもらうコツ

中国切手を少しでも高値で買い取ってもらうためのコツを紹介します。

買取価格の相場を確認する

査定に出す前に、市場ではいくら位の価格で取引されているかチェックしておきましょう。相場価格を把握しておけば、買取してもらう際に妥当な価格なのかが分かるからです。相場はネットからでも検索できます。

まとめて査定に出す

切手をバラで1枚、または2枚ずつ査定に出すとその分時間がかかります。しかしまとめて査定することで、時間短縮になるのでその分買取額がアップする可能性があるからです。

複数の店舗の査定額を比較

買取店によって、査定額にばらつきが見られます。そのため、1つの店舗にだけ査定に出して、もし低い査定額が提示された場合、本来ならもっと高く売れるのに比較対象がないのでもったいないです。査定は、少なくとも2店舗以上で受けるようにするのが高く売れるコツだと言えます。

シートのまま、ミミを切らずに残す

1枚ずつバラした切手よりも、シート状になったものの方が高い価値があります。コレクターは、切手をバラす際の小さな目打ちという穴の美しさに価値を見出すからです。またバラバラになってしまった切手は、白い紙にキレイに貼ることをおすすめします。そして、切手シートの外側にあるミミと呼ばれる白い余白は、切り離さないようにしましょう。ミミが残っているということは、切手が原状に近い状態で保管されていることを意味するからです。

中国切手の買取業者を選ぶ方法

中国切手の買取業者を選ぶ方法

中国切手の買取業者を複数あるので、その選び方のポイントを見ていきましょう。

選び方1

切手専門の買取業者

切手以外のものをメインとしている買取業者の中には、切手買取に不慣れなところもあるでしょう。できれば、切手やはがきなどを買取の専門とした業者の方が、買取にも慣れているので安心です。

選び方2

査定員の質が高い買取業者

切手買取に関しての専門知識が備わった査定員が在籍している、買取業者なら目利きも確かなので安心して任せられるでしょう。

選び方3

買取実績数が多い買取業者

買取実績が豊富な業者だと、それだけ様々な種類の中国切手を扱ってきたという裏打ちにもなります。また、自分が売りたい中国切手の実績がホームページに載っていると、買取の参考になるし安心感があります。

選び方4

買取方法が選べる買取業者

買取方法には、店頭買取と出張買取、宅配買取の主に3つの方法があります。自分の都合のよい方法が選べるように、いくつかの選択肢を設けている買取店なら利用しやすいでしょう。

選び方5

評判がよい買取業者

実際に利用した人の声というのは、自分が利用するかどうかの大きな判断材料になります。ネットで口コミなどを参考にしてみましょう。ただ、あまりに口コミがよすぎる業者は、サクラが書き込んでいる可能性もあるので注意が必要です。

おすすめの切手買取業者

レアな中国切手を売るなら切手買取業者に相談しよう

レアな中国切手を売るなら切手買取業者に相談しよう

中国切手はレアで、希少価値が高いものが多いです。専門知識のない一般的な買取業者では、適正に査定して貰えず、相場より安く買い取られ損する可能性があります。

中国切手を少しでも高く買取してもらうためには、切手専門の買取業者に相談してみることをおすすめします。きっと中国切手の価値に見合った査定を行ってくれることでしょう。