毛皮の買取をする際に、どのような素材の種類が高値になるかわからないという方も多いでしょう。そこで、毛皮買取における高値になりやすい素材の種類を解説していきます。更に、人気のアイテムや取引NGな製品なども紹介します。毛皮買取の際に、参考にしてみましょう。
毛皮買取されやすい素材の種類
毛皮の素材の中でも、特に高値で買取される種類をいくつかピックアップしたので見ていきましょう。
ミンク
ミンクは毛皮の中でも、高級品として知名度が高いと言えます。美しいツヤと光沢があり、こまやかで手触りがなめらかな毛質が最大の魅力だと言えるでしょう。更に、耐久性があり丈夫で長持ちしやすい一面もあります。ミンクは染色が簡単なので、一般的なブラウンを始め、ブラックやシルバーなどカラーバリエーションも豊富です。
セーブル
イタチ科のセーブルの中でも、特にロシア産のロシアンセーブルは、高級毛皮としても有名です。希少性が高く、中でも「SOBOL」というラベルのついたものは、毛皮の中でも最高級品だと言われています。毛足が長くて柔らかく保湿性に優れているのが魅力です。更に、色合いは黒褐色や黄褐色など様々で光沢があるのが特徴です。
チンチラ
チンチラはふわっとした質感となめらかな手触り、上品なグレーの色合いが特徴の毛皮です。かなり希少価値が高いとされており、中古の毛皮でも高値がつくことがあります。中でも、ブラックとホワイトのミックスは更に高額になります。柔らかい分、耐久性には乏しいので丁寧なお手入れが必要です。
フォックス
フォックスはボリュームがあり、艶やかな毛並みが魅力の毛皮です。防寒性や吸湿性にも優れており、寒い地域では体を温めてくれるアイテムとして重宝されています。シルバーやゴールドなどのカラーバリエーションが豊富です。中でも、ホワイトフォックスは最高級品として、中古市場でも高値で取引されています。
毛皮買取されやすいアイテムの種類
毛皮製品にはいろいろなアイテムがあります。どのようなアイテムが買取されやすいか、見ていきましょう。
コートやジャケット
毛皮製品の中でも、コートやジャケットはポピュラーで買取されやすいアイテムだと言えます。コートは長さや素材、ブランドによって買取額が異なります。膝が隠れる位のロングコートは、毛皮の面積が大きいので買取額も高いです。次いでお尻が隠れる程度のハーフ丈、腰まで位のショート丈やベストは若い世代に需要があり、買取額も高くなりやすいです。また、ミンクやセーブルなどの高級素材、シャネルやフェンディなどの高級ブランドのコートも高値がつきやすいと言えます。
マフラーやショール
毛皮のマフラーやショールは、手軽に取り入れやすい毛皮アイテムなので中古市場でも需要が高いです。毛皮面積は少ないので、コートほどの高値にはなりませんが、条件によっては高値がつくこともあります。コートと同様に、希少性の高い高級素材を使ったブランドもののマフラーやショールは、高額査定が狙えるでしょう。
手袋やバック、帽子
毛皮製品の代表例としてはコートやマフラーが主となりますが、その他のアイテムを扱っている業者があります。例えば、手袋やバック、帽子などのアイテムが挙げられます。高級素材を使っており、有名なブランドのものなら買取額は期待できるでしょう。
買取されない毛皮製品の特徴
毛皮製品の中でも買取できないアイテムがあります。その特徴を知っておきましょう。
汚れや破損がひどいもの
保存状態が悪いために発生したカビや汚れがひどいものは、買取不可となります。更に、大きく破れているものも価値がないので買取できないでしょう。
毛量が極端に少ないもの
毛皮はなめらかで光沢のある毛質、毛量が魅力です。毛が抜け落ちてしまい、かなり少なくなったものはもはや製品として価値はないので買取NGです。
変色やにおいがあるもの
お手入れに失敗したことにより、洗剤や薬品などで変色してしまった毛皮も買取できません。更に、防虫剤や食べ物、たばこなどのにおいが染みついて抜けないものも買取NGとなります。
ワシントン条約で禁止されているもの
ワシントン条約には、絶滅のリスクがある動物の毛皮の取引を禁止されています。例えば、ヒョウやトラ、カンガルーやアザラシなどの毛皮が当てはまります。取引が禁止されている動物の毛皮は、当然ですが違法なので買取はできません。
毛皮製品を高く売るコツ
毛皮製品を少しでも高く売るのに、どのようなコツがあるか見ていきましょう。
毛皮は一度でも使用したら、毛の間にホコリや汚れが付着しやすいものです。軽く払って汚れを落としてから、保管するようにしましょう。ホコリがついていると、虫がついて毛の脱落にもつながるからです。雨でぬれたら完全に乾かしてからしまうようにしましょう。
毛皮はデリケートなので、湿気があるとすぐにカビが発生しやすいです。湿気が少なく、変色を防ぐためにも直射日光のあたらない風通りのよい場所に保管しましょう。
アイロンを当てることで、蒸気が毛皮にあたり、硬くなって抜けてしまうことがあります。そのため、アイロンは使わずに保管するようにしましょう。
箱や保証書、商品タグなど購入時についていた付属品があれば、揃えておきましょう。付属品があれば、ない場合に比べると査定額が高くなるからです。
毛皮は1点からでも買取してもらえます。しかし、もし不要な毛皮が数点あればまとめて買取に出すことで査定額が上がる可能性もあります。
毛皮は年月が経つほど、劣化が進むものもあります。もちろん保存状態にもよりますが、不要となったらできる限り早めに買取してもらうとよいでしょう。
毛皮買取の業者を選ぶポイント
毛皮買取業者といっても複数あるので、選び方のポイントを押さえておきましょう。
毛皮には様々な種類があり、色やラベルなどによっても買取額が異なります。まずは毛皮買取実績の豊富な業者をピックアップしましょう。更に、自分が買取したい毛皮の種類の買取実績がある業者を探せば、買取価格の相場も把握しやすいと言えます。
毛皮と一口に行っても、高級なものから安価なものまで様々です。毛皮に関する専門知識が備わった査定員がいれば、毛皮の正しい価値を判断し、正当な査定額を提示してもらえるので安心して任せられます。
買取に際し、査定料やクリーニングにかかる費用、出張費などを請求する業者も中にはいます。買取に出したのに逆に費用を支払ってしまっては、意味がありません。また、キャンセル料が発生するかも事前に確認しておきましょう。
毛皮の買取方法には、お店に持ち込む店頭買取や自宅まで来てくれる出張買取、郵送する宅配買取があります。買取方法の選択肢は多い業者であれば、自分が利用しやすい方法が選べて便利です。
毛皮は高額買取となる場合も多く、特に信用できる業者と取引することが大事です。そのためには、評判のよい業者を選ぶことが大事なので口コミや公式サイトなどをチェックしておきましょう。
おすすめの毛皮買取業者
毛皮を売るなら毛皮買取業者へ相談してみよう
毛皮の買取を検討されているなら、まずは毛皮買取業者に一度相談されてみるとよいでしょう。種類によっては、高額で買取してもらえる場合もあります。
毛皮は専門性が高くリサイクルショップでは、正当な価格が提示されにくいです。毛皮買取業者なら、安心して任せられます。
