貴金属の正しい磨き方とは?保管方法や高く売るためのポイントも詳しく紹介

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お気に入りのジュエリーやアクセサリーも、年月とともに少しずつ輝きを失ってしまうものです。しかし、その原因を正しく理解し、適切な磨き方や保管方法を実践すれば、美しさを長く保つことができます。この記事では、貴金属の輝きを守るための正しい手入れ方法や保管のコツに加え、大事な貴金属を高値で買い取ってもらうためのポイントについても詳しく解説します

貴金属にくすみ・錆びが付く理由

貴金属にくすみ・錆びが付く理由

ジュエリーやアクセサリーが、知らないうちに輝きを失ってしまうのには理由があります。こちらでは、アクセサリーをくすませてしまう原因の中で、もっとも多い原因を3つ紹介します。

酸素や湿気による酸化

空気中の酸素や水分が金属と反応すると、表面に酸化膜が形成されます。この酸化膜は、光を乱反射させる働きがあるため、貴金属の輝きが鈍く見えるようになるのです。

汗や皮脂との硫化

汗や皮脂は、特に銀製のアクセサリーの天敵といわれています。指輪やネックレスなどの貴金属は、着用することによって、皮膚に直接触れた状態になります。そのため、汗や皮脂に多く触れることとなり、硫化と呼ばれる化学反応が起こります。硫化した貴金属は、表面に黒っぽい膜ができるため、光沢が失われてしまうのです。

水道水や洗剤に含まれるミネラル

水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルや、家庭用洗剤の成分が金属表面に残ることで、白くくすむ白濁汚れをもたらします。白濁汚れは、硬化してしまうと拭き取りでは落ちにくいため、磨き方に工夫が必要です。

正しい貴金属の磨き方

正しい貴金属の磨き方

貴金属の輝きを保つには、素材に適した方法で丁寧に磨くことが大切です。ここでは、「研磨剤を使う方法」と「重曹を使う方法」の2通りの方法をご紹介します。

研磨剤を使う方法

酸化膜やくすみが目立つ場合には、市販の研磨剤や専用クロスを使う方法が効果的です。ペースト状の研磨剤を少量布に取り、金属表面に円を描くようにやさしく広げていきます。力を入れすぎず、ゆっくり丁寧に磨くのがポイントです。仕上げには、残った研磨剤をきれいに拭き取り、水で軽くすすいだ後、柔らかい布でしっかり乾拭きしましょう。

重曹を使う方法

黒ずみが気になる銀製品には、研磨よりも化学反応を活用したお手入れ方法をおすすめします。最初に、耐熱性のある容器にアルミホイルを敷いてから、くすみが気になる銀製品を重ならないように並べてください。そこに重曹1に対して熱湯3の割合で注いでいくと、アルミと重曹の化学反応によって、硫化銀が分解され黒ずみが浮き上がってきます。数分後に銀製品を取り出して水でよくすすぎ、最後に乾いた柔らかい布で水分を丁寧に拭き取れば完了です。この方法は、摩擦を必要としませんので、装飾の多いデザインの貴金属でも傷つける心配をせず、きれいにできるといったメリットがあります。

貴金属を磨くときの注意点

貴金属を磨くときの注意点

磨き方を間違えると、かえって傷や劣化を招くことがあります。以下の4つのポイントに注意することで、貴金属をより安全にお手入れできます。

メッキ製品はやさしく扱う

メッキ加工された貴金属は繊細なため、強くこすると表面のメッキが剥がれてしまう恐れがあります。汚れが軽度なら、柔らかい布でやさしく拭き、しつこい場合は中性洗剤をぬるま湯で薄めて使いましょう。作業後は水分をしっかり拭き取り、風通しのよい場所で自然乾燥させてください。

宝石部分には触れない

宝石付きのジュエリーは、石部分が水や摩擦に弱い場合があるため取扱に注意が必要です。特に真珠やオパールは繊細ですので、布で軽く拭く程度にとどめましょう。磨く際は宝石部分をマスキングテープなどで保護してから作業するのがポイントです。

磨きすぎに注意

過度に磨くと、表面の金属が削れて価値が下がる可能性があります。特に刻印や模様がある製品では注意が必要です。研磨の頻度は年に1度、多くても2度程度にとどめ、日常的には専用クロスでの乾拭きがおすすめです。

新しい研磨剤は事前にテスト

初めて使用する研磨剤は、必ず目立たない部分で試してから使いましょう。相性が合わないと変色や傷の原因になるため、事前の確認が不可欠です。安全を確認してから本格的に全体を磨いてください。

適切な貴金属の保管方法

適切な貴金属の保管方法

時間をかけて丁寧に磨いたとしても、保管方法が不適切だとすぐに輝きが曇ってしまいます。素材ごとの特性に合った保管方法で、大切な貴金属を長く美しく保ちましょう。

ゴールドやプラチナは個別に保管

ゴールドやプラチナは見た目以上に傷が付きやすいため、他のアクセサリーと接触しないよう、1点ずつ分けて保管しましょう。保管する際にはチャック付きの小袋や、仕切りのあるジュエリーボックスがおすすめです。着用したあとは、汗や化粧品を柔らかい布で拭き取ってから収納すれば、酸化や変色も防げます。

シルバーは空気との接触を避ける

シルバーは空気中の硫黄や湿気の影響を受けやすいため、できるだけ密閉して保管するのがポイントです。着用した後の貴金属は、汚れを拭き取ったうえでチャック付きの袋などに個別に入れておくことで、黒ずみの進行を抑えられます。

外出先では硬めのケースが安心

旅行や外出先でジュエリーを外すことがある場合は、硬めのケースに入れて携帯すると安心です。メガネケースのようなしっかりした入れ物で代用できます。ケースに保管する際には、中で擦れないよう1点ずつ柔らかいクロスや布袋で包みましょう。

貴金属を高く売るためのポイント

貴金属を高く売るためのポイント

貴金属を売却する際、ちょっとした工夫で査定額が大きく変わることがあります。以下の4つのポイントを押さえて、少しでも高く売れるよう準備しましょう。

軽く汚れを落とす

査定時には、素材の価値だけでなく見た目の状態も評価されます。くすみや汚れが残っているとマイナス評価に繋がりますので、事前に汚れを落としておきましょう。査定に出す前に、専用クロスなどで表面の汚れをやさしく拭き取るだけでも好印象を与えられます。

付属品も合わせて査定

購入時に付いていた箱や保証書、ブランドのギャランティカードなどの付属品は、査定価格に大きく影響します。特にハイブランドのアクセサリーやジュエリーは、付属品がそろっているだけで数千円以上も査定額が上がることも珍しくありませんので、合わせて査定に出しましょう。

相場の動きを意識する

貴金属の価格は、相場の変動に大きく左右されます。特に金は、為替や世界情勢など外部要因の影響を受けやすいため、売却のタイミングが非常に重要です。ネットで「金相場」などと検索すれば、最新価格を簡単にチェックできるので、金の動向をチェックしたうえで、上昇傾向にある時期を狙って査定に出しましょう。

複数の業者に査定してもらう

買取業者によって、査定基準や買取価格には大きな差があります。必ず複数の業者に見積もりを依頼し、査定額を比較しましょう。最低でも3社、できれば5社程度に査定してもらい、査定金額を比較するのが理想です。オンライン査定も活用すれば、自宅にいながら相場感を把握できるのでおすすめです。

おすすめの貴金属買取業者

貴金属を売るなら貴金属買取業者に相談しよう

貴金属を売るなら貴金属買取業者に相談しよう

貴金属を高く売るためには、見た目の清掃や付属品の準備、相場を見極めたタイミングなどが重要です。しかし、それ以上に大切なのが「どこに売るか」ということです。経験豊富な貴金属買取業者であれば、素材やブランドの価値を正しく見極めてくれるため、相場以上の価格で売却できる可能性も高くなります。後悔しない取引のためにも、まずは信頼できる専門業者に相談してみてはいかがでしょうか。

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