葬儀の費用はいくら?葬儀の種類ごとにかかる費用を紹介
葬儀の費用はいくら?葬儀の種類ごとにかかる費用を紹介
2024.11.28
多くの方は、葬儀費用が高額になると考えているようです。費用がわからないと、いざというときに不安に感じるかもしれません。この記事では、葬儀費用が業者によって異なる理由を解説します。葬儀費用の相場や、費用を抑えるためのコツ、支払い方法についても解説します。費用を事前に準備しておきたい方や、万が一の際に支払いに不安を感じる方は、ぜひ参考にしてください。
葬儀費用はなぜこんなに違うの?
葬儀業者の費用を比較すると、大きな違いがあります。業者ごとに費用が異なる理由は、「葬儀一式費用」に含まれる項目が異なることや、葬儀の種類による違いがあるからです。葬儀一式費用とは、搬送から火葬まで含んだ料金のことです。葬儀の種類とは、一般葬・家族葬・一日葬などの種類を指しています。
葬儀業者の費用を比較する際には、葬儀一式費用に含まれる内容を確認してください。項目に含まれる費用や、オプション費用が発生する条件を確認しましょう。
オプション料金
特に注意したいのは、安置日数の違いによるオプション料金です。斎場に空きがない場合は数日待たされることもあり、家庭の事情で葬儀日を調節する場合にも、追加料金が発生する可能性があるため事前に確認してください。
火葬料・斎場使用料
火葬料や斎場使用料が別途かかる場合があるので、注意が必要です。自社斎場を保有していない場合、提携先で借りる必要があります。斎場により料金が変わるため、一式に含めていない可能性があります。
搬送費用
さらに、搬送費用は近郊の移動を前提としている場合が多い点に注意しましょう。移動距離が長い場合は、人件費やドライアイス費用が加算されるため、追加料金を事前に確認しておきましょう。
一般的な葬儀の費用相場
ここでは、一般葬でかかる「葬儀一式費用」の費用相場を紹介します。葬儀一式費用とは、僧侶に渡すお布施や、飲食接待費用を除いた費用を指すのが一般的です。一般葬の場合、平均費用は112万円程度となっています。
平均費用112万円には、以下の項目が含まれています。
- 搬送費用
- 安置費用
- 祭壇費用
- 棺費用
- 骨壺費用
- 斎場費用
- スタッフの人件費
- 火葬費用
ご遺体の搬送から火葬までが一式に含まれ、安置費用、斎場にかかる費用、火葬費用、人件費などの費用が含まれます。葬儀一式費用は、葬儀費用で大部分を占めており、この部分の料金を比較すると、自分に合う葬儀プランを比べやすいでしょう。
お布施費用は、家の風習や地域のしきたり、宗派などにより金額が大きく変わります。基本的には別料金としている葬儀業者が多いですが、葬儀費用に含まれている場合もあります。僧侶へのお礼として渡すお布施に明確な金額設定はなく、戒名の位の高さや、僧侶の人数により金額が変わりやすい部分です。お布施の費用相場は、43万円程度となっています。
また、飲食接待費用も、参列者の人数で費用が大きく変わる部分です。飲食接待費用には、お通夜・告別式の会食・火葬場での飲食費用が含まれます。近年、新型コロナウイルスの影響で参列者を限定するケースが増え、会食を省略する家庭も多くなっています。そのため、費用相場は12万円程度と減少傾向です。
葬儀の種類別費用解説
葬儀費用は葬儀形式により変わるため、事前に確認しておきましょう。葬儀形式には、以下の種類があります。
一般葬
従来から一般的に行われてきた葬儀形式です。家族、親戚、友人、知人、職場関連など、故人に関連する人が参列するスタイルです。4種類の中で葬儀規模が大きくなるため、最も費用が高いのが特徴です。近所の人が参列する場合もあり、規模が予測しづらく、大きな会場を借りる必要があり、飲食接待費用も大きくなるのが特徴です。
家族葬
家族、親戚、親しい友人が参列する葬儀形式です。一般葬より参列者が少なくなるため、費用を抑えることができます。ただし、参列者が少ないと香典も少なくなるため、規模は小さくなりますが喪主が負担する費用を大幅に軽減できるわけではありません。家族葬の魅力は、故人との時間をゆっくり過ごせる点にあります。
一日葬
1日で告別式と火葬まで行う葬儀形式です。お通夜を行わず、1日のみの費用で済む特徴があります。家族や親戚の多くがすでに亡くなっており、喪主が高齢で負担を軽くしたい場合に、選ばれる場合があります。
直葬・火葬式
お通夜や告別式を行わず、火葬のみ行う葬儀形式です。斎場を借りる必要がないため、4種類の中で最も費用を抑えられます。故人が高齢で身内や友人の多くが亡くなっている場合や、「火葬のみで良い」という故人の遺言を尊重したい場合に選ばれることがあります。
葬儀費用を安くする方法
葬儀費用を安く済ませたい場合には、以下の対策が考えられます。
- 葬儀の種類をシンプルなものにする
- 相見積もりで安い業者を選ぶ
- 事前資料請求を利用する
- お布施費用を抑える
葬儀がシンプルなほど、葬儀費用を安くできます。一般葬よりも家族葬、家族葬よりも一日葬、一日葬よりも火葬式を選ぶと安くなります。火葬式の場合は斎場を借りる必要がなく、会食を除くことで飲食接待費を削減することも可能です。
また、家族葬を選ぶ場合は、会場の規模を小さくする対策も有効です。同じ斎場内に会場が複数設けられている場合で、小さい会場を選択すると、祭壇や花の規模が小さくなるため、費用を抑えられます。
ただし、葬儀の規模を小さくしたほうが、必ずしも安くなるとは言えません。参列者が少ないと香典も減り、自己負担額が増えます。参列者が多いと予想できる場合は、一般葬の方が費用を抑えられるでしょう。最適なプランがわからない場合は、複数の見積もりを比較し、葬儀業者に相談することをおすすめします。また多くの葬儀社では、事前の資料請求や相談で割引キャンペーンを設定しているので、こういったキャンペーンを活用するのも費用を安くするコツです。
また、お布施費用も抑える余地がある項目です。無宗教葬なら宗教者をお呼びする費用がかかりません。公営墓地や無宗教向けの霊園もあるため、宗教者を呼ばない選択も可能です。ただし、お墓への納骨を拒否されるケースがあるため、菩提寺がある場合は必ず確認を取りましょう。僧侶に読経や戒名をお願いしたい場合は、葬儀業者が紹介してくれる寺院を利用し、費用を抑えられないかも検討してみてください。また、僧侶派遣を利用することも選択肢の一つです。
葬儀費用の支払い方法
葬儀を選ぶ際に重要なのが支払い方法です。まとまった費用の支払いが発生するため、支払い方法の知識を深めておきましょう。葬儀費用の支払い方法は、以下の3種類です。
現金
葬儀業者の多くは、現金払いが一般的です。香典を受け取った後に支払いができる場合もあります。担当者に現金を手渡すだけで済むため、手間が少ない方法です。
クレジットカード
葬儀費用は高額になることが多いため、クレジットカード払いに対応する葬儀業者も増えています。通常のクレジットカード利用と同様に、一括払い、分割払い、ボーナス払いが選べます。ただし、分割払いは利息が発生する点に注意してください。また、クレジットカードの限度額を超えて支払いはできません。
葬儀ローン
葬儀業者と信販会社が提携するローンのことです。ローン利用には審査が必要ですが、クレジットカードの限度額を超える場合や、定期預金などを解約せずに現金を準備したい場合に便利です。
葬儀をご検討ならやさしいお葬式にご相談ください
葬儀をご検討中の方は、やさしいお葬式にご相談ください。「やさしいお葬式」ではセットプランが用意されており、それぞれのご家庭に合わせたプランを選べます。プランの事前相談をすると葬儀費用の割引が適用できます。葬儀費用に不安がある方や、少しでも費用を抑えたい方は、ぜひご相談ください。