ガラス修理の高額請求にご注意を！ぼったくり業者の特徴と対策を解説

ガラス修理で高額請求されやすい理由は、以下の問題があるからです。

• 一般人は相場がわからない
• 緊急性を利用している

「ガラス修理」などの検索ワードで見つけられる修理業者は、一般の方を対象としています。一般の方の多くは、ガラス修理の相場は知らないでしょう。そこに目を付けたのが、高額請求をする業者です。一般の方を対象としたガラス修理業者は、相場を知らないことを悪用して高額請求を行う場合があります。高額請求された側も気づきにくく、見逃されてしまうでしょう。消費者側が後で高額請求されたことに気づいても、「仕方がない」で諦めてしまうことが多いので、ガラス修理の高額請求は非常に多いのが現状です。

また、ガラス修理は緊急性が高くなります。窓が割れてしまうと雨風から家を守ることができなくなり、防犯性も低くなるため、多くの方はすぐに窓ガラスを交換して欲しいと考えがちです。しかし、緊急性が高いと、料金相場を確認する時間がないため、高額請求が見逃されてしまうケースが少なくありません。

特に注意が必要なのは、出張型のガラス修理業者です。建設会社や工務店などを対象に営業を行っているガラス業者の場合は、相手が相場を理解しているため、不当請求はできません。一方で、出張型のガラス修理業者は、一般の方を対象としており、相場がわからないことを悪用して、高額請求する可能性があるため、注意が必要です。

ぼったくりのガラス修理業者には、以下2つの手口があります。

料金を案内せずに高額請求する

電話で問い合わせた際に料金を提示しない業者は避けましょう。なぜなら、いくらでガラス修理が可能なのかわからず、修理後に高額請求されても、支払いが断りにくくなるからです。
電話で問い合わせた際に具体的な料金提示がない業者は、ガラス修理に来てもらった際に提示された料金が高額であっても、断りにくい状況になります。「すでに材料が届いているのでキャンセルできません」などの言い訳を理由に、無理やり作業をさせようとするからです。また、「ガラスをカットしているのでキャンセル料がかかります」と言われる場合もあるでしょう。

最初に提示された料金よりも高額になる

電話で問い合わせた際に料金の提示がある業者も注意が必要です。低料金を理由に修理を依頼したら、出張料や作業料などの追加料金が発生し、最終的に高額料金を請求されることがあります。しかし、出張料や作業料などはそれほど高額ではないことや、すでに自宅まで来てもらっていることから、通常よりも高額であるとわかっていても、仕方なく依頼してしまう場合があります。

どちらの場合でも、通常のガラス修理より高額な料金を請求される点が特徴です。ガラス修理はもともと安価ではなく、通常でも数万円の工事費がかかります。しかし、ぼったくり業者の場合は、10万円以上を請求される場合があります。

ガラス修理でぼったくり業者に遭わないため、以下の点に注意し業者を選びましょう。

• 公式サイトに明確な料金表示がある
• 社長やスタッフの顔や実名の掲載がある
• 電話での問い合わせで明確な料金提示がある

インターネット検索を利用してガラス修理業者を選ぶ際には、ホームページに明確な料金表示があるか確認しましょう。明確な料金表示とは、ガラス代・出張料・作業料などが詳しく提示されていることです。一律料金が提示されている場合は、すべての料金が含まれているか確認してください。コミコミ料金でも、「追加料金が発生しない」と明記され、料金の詳細が書かれていれば、安心して依頼できる業者と判断できます。

ホームページ上に、社長やスタッフの顔写真が掲載されている業者は、それだけ作業に自信がある証拠です。一方で、ぼったくり業者は身元がバレるのを避けるため、顔写真は絶対に掲載しません。掲載している場合でも、見たことがあるような写真の場合は、誰でも使えるフリー素材の可能性があるため注意してください。社長の顔写真のみで、スタッフの写真がない場合でも、名前が掲載されている業者は信頼できると言えます。スタッフのプライバシーに配慮している会社では、名前のみの掲載や、全体写真のみの掲載となっていることがあります。

電話での問い合わせの対応でも、ぼったくり業者なのか判断が可能です。料金を聞いても教えず、「すぐに行きます」「すぐに修理可能です」とだけ答える業者には注意が必要です。

すでにトラブルに遭ったときは、以下の対策がおすすめです。

クーリングオフを利用する

訪問販売で高額なガラス修理を依頼した場合、クーリングオフが適用されます。クーリングオフが適用されれば、書面を受け取った日から8日以内であれば契約解除が可能です。典型的なのは「点検商法」と呼ばれる営業手法で、「無料で点検が可能」を理由に依頼したら、修理が必要だと言われ、高額請求されるケースです。ただし、自分で業者に電話をして依頼したケースでは、クーリングオフの対象とならない可能性があります。

国民生活センターに相談する

不当請求を受けた場合は、国民生活センターに相談しましょう。第三者が間に入ることで、全額返金が難しい場合でも、一部の料金が返金される可能性があります。

ガラス修理業者を選ぶ際には、以下の点に注意すると安心です。

• 価格が安いこと
• 無料で現場調査が可能
• 地域密着のガラス専門業者を選ぶ

ホームページにガラス修理の料金が提示されている業者を選んだら、すべての料金がコミコミで提示され、その料金が安いのか比較しましょう。ガラス修理料金には、ガラス代・施工費・出張料・廃材処分料・副材料費が含まれます。施工費の内訳を提示しない業者は、高額請求のリスクがあるため避けてください。

追加料金が発生しやすいのは、廃材処分料や副材料費です。また、高所の作業が必要な場合は、足場設置で高額料金になりやすいため注意が必要です。電話で依頼する際に、追加料金が発生する部分を詳細に説明してくれる業者なら、安心して依頼できるでしょう。

また、ガラス修理の料金は、訪問して現場を確認しないと、詳細な料金がわからない場合があります。無料で現場調査が可能な業者を選べば、高額請求のリスクを抑えられます。

依頼する業者は、地域密着型のガラス修理の専門業者がおすすめです。家を建てたハウスメーカーに依頼すると業者を選ぶ手間がありませんが、下請けのガラス業者に依頼することとなるため、中間マージンが発生し料金が高くなります。一方で、ガラス専門業者なら中間マージンは発生しない分、安く施工してもらえるメリットがあります。

ガラス修理では、高額請求されるリスクがあります。すべての業者がぼったくりというわけではありませんが、業者選びが重要です。

この記事で紹介したポイントを参考に、安心して依頼できる業者を見つけましょう。信頼できる業者や、注意したい業者の特徴を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。