トイレがつまっているのに少しずつ流れるのはなぜ?原因と対処法を紹介
トイレがつまっているのに少しずつ流れるのはなぜ?原因と対処法を紹介
トイレがつまっても、少しずつ水が流れると問題が自然と解消するような気がします。そのため、すぐに専門業者に相談しなくても大丈夫だと考えてしまうかもしれません。この記事では、トイレがつまっていても水が流れる原因と対策法を解説します。そのまま放置した場合のリスクや、どのようなケースで専門業者に相談したらいいかの情報もあるので、ぜひ参考にしてください。
おすすめの水道業者
トイレのつまらん
水のトラブルに見積もり無料・最短20分で駆けつけ
水110番
現地調査無料・工事対応満足度93%で安心の修理対応
水道屋本舗
100万件以上の修理実績を誇る上場企業運営の安心サービス
水の110番救急車
10万件以上の実績で水のトラブルをスピード解決
クリーンライフ
地域再安値に挑戦!低料金と迅速な対応の水道局指定業者
なぜトイレがつまっていても水が流れるのか?
トイレがつまっても、少しずつ流れる場合は、排水管が完全にふさがっていない状態です。排水管に少しでも隙間が生じていれば、水が流れることができるからです。
このような場合は、固形物のつまりを疑う必要があります。排水管を完全にふさいでいるのではなく、排水管にぴったりはまる大きさの固形物がはさまっている状態です。固形物はそのまま排水管にとどまり続けるのが一般的なため、様子をみれば解消できるものではありません。
一方で、トイレを流した最初は水があふれるほどつまっているのに、時間が経つと水が減っている場合は、トイレットペーパーが一か所に固まっている可能性があります。トイレットペーパーは水に溶けるので、時間が経てばトイレのつまりが解消されるかもしれません。
しかし、トイレットペーパーのつまりであっても、放置してよいわけではありません。一部がつまっている状態では、次回流す際に本格的なつまりに発展する可能性があるため、注意が必要だからです。
トイレが少しずつ流れる原因を特定する
トイレの水が少しずつ流れる場合、異物を落としたか、トイレットペーパーを大量に流した問題が原因と考えられます。しかし、排水管の中を直接のぞけるわけではないため、どちらが原因なのかわかりにくいかもしれません。この場合は、トイレの水が流れない症状から、原因を特定してみましょう。
時間が経っても症状が変わらない場合
固形物が原因の可能性があります。固形物はその場に長くとどまってしまい、トイレットペーパーのように溶けることはないからです。固形物がつまったときの症状としては、最初流した際には便器内の水位が上がり、その後に徐々に時間をかけて水が流れるのが特徴です。水が流れる小さな隙間があり、ちょろちょろと水が流れており、時間の経過とともに水位が元に戻ることがあります。
時間を置くと、つまりが一気に解消されている場合
トイレットペーパーが配管内でとどまっている可能性があります。トイレットペーパーを大量に流し過ぎると、ダムのように水がせき止められます。しかし、トイレットペーパーが時間とともに溶け始めると、水が一気に引き、つまりが解消されるようになるのが特徴です。トイレのつまりの原因が固形物なのかトイレットペーパーなのか判断するには、水の流れ方の違いで判断してください。いつまでもつまりが解消されない場合は固形物が、時間が経つと一気に解消される場合はトイレットペーパーが原因の可能性があります。
トイレが少しずつ流れる時の対処法
トイレの水が少しずつ流れる場合の対処法は、原因によって異なります。まずは、水がどのように流れるか確かめてみましょう。
便器に水をためて、水位がどのように引くか確認します。水が引いた状態でいつもより水位が下がっている場合は、異物混入の可能性があります。異物混入が原因の場合は、便器を取り外して除去しなければなりません。自分で便器を取り扱えない場合は、業者に依頼してください。ここでやってはいけないのは、ラバーカップで対処することです。これは加圧でトイレのつまりを解消するグッズのため、異物が原因の場合に使用すると、異物が奥まで押し込められてしまう可能性があるので、使用は避けてください。
一方で、トイレットペーパーのつまりであれば、何度か水を流すと、つまりが解消される可能性があります。トイレットペーパーがつまっていても水が少しずつ流れている場合、便器に水をためて水位が引くと、いつもと同じ水位になります。
3回くらい水を流してもつまりが解消されない場合は、ラバーカップの出番です。便器の出入り口にカップの先を押し付けてから、引き戻す動きを繰り返します。ラバーカップは便器に合うサイズを使用しないと、効果がありません。つまりを解消するのは押し付けたときの圧力ではなく、引き上げるときの吸引力です。つまっているトイレットペーパーがゆるむと、正常に水が流れるようになります。
トイレのつまりを未然に防ぐ方法
トイレは正しく使用することで、つまりを未然に防げます。日常のちょっとした対策でつまりが防ぎやすくなるため、注意してください。
大量に流さない
トイレットペーパーは水に溶けるよう作られていますが、大量に流すとつまりの原因になります。5mくらいなら流しても問題はありません。何度も流す場合は、こまめに流すと良いでしょう。トイレを流すとき、小だと勢いが弱いので、必ず大で流すようにしてください。また、トイレに流せるトイレシートも、大量に流すのは避けましょう。髪の毛やホコリなどが付着していると、つまりの原因になることもあるため、ゴミが多い場合は可燃ごみとして捨てると安心です。
異物をトイレに持ち込まない
小さな子どもがいる家庭では、異物をトイレに持ち込まないことです。おもちゃなどをトイレに持ち込むと、便器の中に落とし、親が気づかずに流してつまってしまうことがあります。異物を便器の中に落としたら、ゴム手袋をして拾ってください。
トイレを定期的に清掃する
便器に黄ばんだ汚れが付着している場合は、尿石の付着の恐れがあります。排水管内にも尿石がたまり、つまりの原因になることがあるため、注意してください。尿石の汚れは、酸性の洗剤でなければ落ちません。普段トイレ掃除で塩素系の洗剤を使用している場合、定期的に酸性の洗剤も使って汚れを除去するようにしましょう。尿石は固まってしまうと、なかなか除去できず、つまりの原因となります。
トイレのつまりを放置するとどうなるか
悪臭の原因になる
水が少しずつしか流れない状態では、汚物がむき出しになります。便器内に汚物がたまったままになり、トイレだけでなく室内にまで悪臭が及ぶ可能性があるため注意してください。そのままでは見た目が悪いだけでなく、衛生上も悪くなります。
水漏れの原因になる
集合住宅の場合は、下の階への影響も考慮しなければなりません。トイレがつまっている状態では、下の階でも同様につまりが起きて、水があふれ出る可能性があります。上の住人が原因でトイレがつまったことがわかると、高額な賠償金を請求されるかもしれません。賠償請求される場合は、トイレのつまりを解消する費用や、汚れた家具やカーペットの清掃費用などを含む場合があります。水漏れ事故は火災保険でカバーされる場合が多いのですが、保証外となるケースもあるため、集合住宅に住んでいる方はトイレのつまりに注意してください。
トイレがつまった場合は専門業者に相談ください
トイレの水が少しずつしか流れず、2~3回流しても状況が変わらない場合は、専門業者に相談しましょう。また、トイレのつまりの原因がわからない場合も、専門業者への相談をおすすめします。
トイレのつまりの原因は、地中にある下水管がつまっている場合もあります。紹介した原因以外にも問題が隠れていることがあり、その場合つまりが長引くため、専門業者への相談を検討してみてください。